帰国して思うこと

アラスカ旅行記

今回はアラスカ旅行は紅葉・黄葉の美しさ景色の雄大さにただただ魅せられた旅でした。

アラスカというと私の乏しい認識では、年中めっちゃくちゃ寒いところと思っていましたが、短いとはいえちゃんと紅葉の季節もあり植物が美しく色づくんですね。

白色ではありましたが目的のオーロラや、大迫力の氷河、たくさんの野生動物も見ることができ、人間には到底作り得ない、自然の織り成す情景が目に焼きついて今だ離れません。

最近は、便利なものでGoogle Earthを使えば、世界中の景色を見ることができるので、私もたびたびネットトラベラーをしていますが、「」というのは、目で見えるものが全てではく、その土地の空気や匂い、迫力などを全身で感じるものだと改めて思いました。

現地に行ってみて初めて、白色に見えるオーロラがあることも知り、感じることができて、本当にアラスカを旅してよかったと思います。

やねんけど~
やっぱり肉眼でも色の付いて見える「これぞオーロラというものがみたい!
またそのうち、どこかに見に行ってきます。 grin

最後に、人間による破壊で、この雄大な動植物の楽園が損なわれないことを祈るばかりです。

 

最後にとか締めくくった後ですが、オーロラ観測に必要なものを書いてみました。 grin

Ⅰ、オーロラ観測に必要なもの
体力 or 気力

どちらかがあれば大丈夫です smile これは痛感しました。
昼間観光をして、オーロラを見るとなると相手は神出鬼没なので、午前2時3時まで粘ることになります。出たら出たでずっと見ていたくなると思いますので、必然的に睡眠時間が3時間程度でも活動できる基礎体力or絶対見てやる的気力(意地)必須です。

Ⅱ、オーロラ鑑賞にあるとよいもの
忍耐力
自然現象なので天の気まぐれを待つしかありません。

Ⅲ、オーロラ鑑賞にオプションとしてあるとよいものは
高性能カメラと三脚
これがあると思い出の撮影が可能です。

蒸気でホットアイマスク
疲れて乾いた目のリセット&シャットダウンへの導入に。

iPhone&wifi
現地の情報や天気、地図、音声翻訳アプリはあると便利。


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デナリ国立公園

アラスカ旅行記 3日目(2013/09/08)

デナリ国立公園・自然保護区は北米最高峰のマッキンリーを擁し、240万ha以上の広さを誇る国立公園です。(日本の四国よりもちょっと大きいくらい)
この公園に入るには専用のツアーに参加するか、許可を取る必要があります。
一般車両の通行を禁止しているほか、ツアーでも人間の降りられる場所、歩ける場所をが決まっており、動植物の保護に力を入れています。
高山植物などは踏まれてしまうと、それから何十年も芽を出さないものもあるそう。

中にはキャンプ場もたくさんありますが、こちらも許可を取るのは大変だそうです。
キャンプ場ではが靴を片方だけとか盗んでいく被害もあるそう。片方だけ集めてどうするんでしょうね?
もちろん野生動物が相手なので、近づきすぎてグリズリーベアに食べられてしまったカメラマンさんなどもいるようです。
自然の中では弱肉強食がルール。野生動物にしたら人間なんて弱いし恰好の餌、身を守るにはそれなりの心構えや、縄張りを荒らさないなど自然のルールを守ることが必須ですね。

動物も見たいですが、この時期は紅葉、黄葉が、どこまでも続くツンドラの大地を染めており、その美しさに「息を呑む」感動しっぱなしのツアーでした。
まずはその美しい景色の写真をご覧ください。 bow

デナリ国立公園紅葉1デナリ国立公園紅葉2地面一面に広がるのはベリー(ブルーベリーやベアベリーなど)の紅。
平らな地面に見えますが、ツンドラの大地は雨水で深くえぐられた溝(深さ30cm以上)が縦横無尽に広がっており、人間なんかが歩ける場所ではないそうです。デナリ国立公園紅葉3デナリ国立公園紅葉4これだけ沢山の植物がこの地で育つのは、地中に永久凍土があるから。雨が少ないツンドラの大地では、水を通さない永久凍土のおかげで僅かな土に水分が残るんだそうです。温暖化で永久凍土が溶けてしまえば、この植物達は枯れてしまい、動物達も食料がなくなって生態系がボロボロになってしまうんでしょうね。

公園内には川も流れています。

デナリ国立公園紅葉5デナリ国立公園紅葉6天気がよければ、山の向こうのどこかにマッキンリーが見えるそうですが、この日はあいにくの曇り。それでも朝は雨だったのに観光中は降らなかったのでラッキーでした。

そして今回お目当ての動物はムース(ヘラジカ)カリブー(トナカイ)オオカミ、そしてグリズリーベア。(その他全部で37種類の哺乳類と130種類の鳥類が生息しているそうです。)

まず最初はムース(ヘラジカ)。大きいものは体長3m、体重1t近くにもなる大きな鹿です。
公園に入ってすぐのところで親子でのんびりしていました。奥にもう一頭いるのですが写ってなかった astonished ムース ヘラジカ次はいろんなところで姿を見せてくれたグリズリーベア。これはヒグマの一種です。デナリ国立公園のグリズリーベアはベリーなどを食べて育っているので少し小さめです。サーモンを食べているグリズリーベアは巨大になるそう。

グリズリーベア1グリズリーベア2遠いのでよく分かりませんが黒いのが熊。。。近くにいても怖いけど grimacing

つぎがFOX。必死でベリーを食べていて顔が見えません。。。

FOXこんな時も動物の気を引くことは許されません
ツアーバスの中でも野生動物に人間の声を聞かせないように、動物が側へ来たら声をひそめるよう指示があります。
人間の声に慣れた動物は人間の元へやってくるようになり、やがて人間を襲えばその動物は射殺しなければならなくなるからです。

山の上断崖絶壁にへばりついて暮らしているのが、ドールシープ。遠すぎて立派な角は確認できず。
こんな断崖絶壁に住んでいるので、彼らの死因は天敵に襲われるより滑落の方が多いそうです。 そらそうだわな expressionlessドールシープ彼らは群れで生息していますが、非常に家族思いの動物で、家族がハンターに撃たれたらその子をかばおうと撃たれていない子まで崖を転がり落ちてきたのを見たことがあるとガイドさんがおっしゃっていました。

この後にもムースには沢山会うことができましたが、もう夕暮れ時間で撮影不可能でした。

この日は残念ながら狼とカリブーの姿は確認できず。また機会があれば見に行きたいと思います。

最後にデナリ国立公園の夕焼け

デナリ国立公園夕焼け夕焼けといっても時刻は22:00位!
14:00位出発だったので8時間近くのツアーも終了。
あまりの美しい景色に圧倒されあっという間に時間が過ぎていました。

また、ツアー中ガイドしてくださったのが「トラッパーイトウさん」というアラスカのネイティブの暮らしをされている日本人の方。現地ネイティブの方に村長さん?だったか酋長さん?に推薦されるほど溶け込んでらっしゃる方で、貴重な体験談が沢山聞けて、そちらもおもしろかったです。

ちなみに朝降った雨の影響でドロだらけのバス。運転手さんが窓を掃除してくれますが、すぐ白くなってしまいます。
ドロがいっぱいになると、ドロの付いてない窓の端にへばりついて外を眺めていました。

デナリ国立公園ツアーバス

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